分かりやすい文章、分かりにくい文章の違い
読み手を意識した文章を書く重要さ
文章を書くときのポイント
- 読者に分かってもらうために書く
- 読者が知っている知識を想定して文章を書く
- 文章は作業記憶に収納できる量にする
- 読者が求めている答えを始めに記述する
- 重要度が高いものから述べていく
- 修飾語の関係をはっきりさせる
- 文章の骨格の理解
- 漢字とカタカナの使い分け
- 句読点の正しい打ち方
読者という存在
論文を書くときに気を付けること
論は実証させるためにあるべきもの。とした
読者は飽くまでも内容を求めるために、また聞きたくもないのに
相手の論に実証されに行くようなものである。
その影響により、読者に情報を伝える形は
「貨物車に乗せた、情報」といった比喩がとられる。
いくら良い情報をもっていたとしても、読者に伝えることができなければ
理解されないままに終わる。
ここで大切なのは、読者に情報を渡すとき
内容も大切であるが、貨物車の性能を最大限に引き出さねばならないのである。
読者が知っている知識を想定して文章を書く
我々は既知している事においては省略して説明する傾向にある。
次の文章を見てどう思うだろうか!?
サイバー犯罪における最近の手段は、フィッシング詐欺である。
メールを相手に送り付け不当なアドレスに、アクセスさせるものである。
ここで問題になるのが短縮URLである。短縮URLによりドメインが隠されどこの
会社の物かが分からなくなってしまう。またサイバー犯罪において
被害があった場合、フォレンジックを行っていくケースがある。
例にしたのはIT用語を基盤に、サーバー犯罪の一部について説明したものである。
一見すると、かなり理解に苦しむ人もいるはずです。
英語の長文に分からない英単語が出てくると読むのが嫌になるのと同様に
日本語の文章でも難しい用語が出るとそれだけで敬遠してしまう。
ではどのように改善するのか!?
- 難しい用語は後述する内容に説明を付加する
- 類似単語がある場合、分かりやすく浸透している方にする
この場合フォレンジックについては、後述として
「電子データを分析解析し、証拠を収集する手段」と具体的に書いておく。
また「サイバー犯罪」は「コンピューター犯罪」に同じ語である。
サイバー犯罪が分からなくてもコンピューター犯罪ならば、語的に浸透してあるため
読者に理解してもらえる文章になるのである。
【参考文献】
100ページの文章術
http://www.kyoritsu-pub.co.jp/shinkan/shin1103_03.html